〈研究班紹介〉
一般検査は尿や糞便をはじめとする様々な体液を対象に検査する分野であり、医学全般の広い知識が問われるとともに、正確かつ迅速な結果報告が求められます。
一般検査研究班は、初学者を対象とした講習会に加え、県外のエキスパートによる講義を開催し、一般検査の知識と技術の向上を目指して活動しています。また、研究班員メンバーで、希少症例の学会発表などにも積極的に取り組んでいます。
(一般検査研究班長 神戸大学医学部附属病院検査部 大沼健一郎)
お知らせ
研修会で用いた資料の取り扱いについて
研修会終了後に、用いた資料をPDF化したものをHP上で配布しております。
参加者以外へのデータの配布、また転用などは為さらないようお願い致します。
令和4年度診療報酬改定 〜関節液検査新設について〜
令和4年度診療報酬改定にて、今回新たに関節液検査(50点)が収載されました。
結晶性関節炎の疑いがある患者に対して、偏光顕微鏡を用いた関節液の検査を実施した場合に算定できます。
算定要件としては下記の通りです。
(1)関節水腫を有する患者であって、結晶性関節炎が疑われる 者に対して実施した場合、一連につき1回に限り算定する。
(2)当該検査と区分番号「D017」排泄物、滲出物又は分泌物の 細菌顕微鏡検査を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。
16年ぶりの腎生検ガイドライン改訂
腎生検法の標準化を目的として2004 年に作成された「腎生検ガイドブック―より安全な腎生検を施行するために」が16年ぶりに改訂され、日本腎臓学会HPにて公開されています。
https://cdn.jsn.or.jp/data/kb_guide_2020.pdf
腎生検適応を判断する際の尿検査や他の臨床検査所見について記載されています。
尿検査に関わる方はぜひご一読ください。
赤痢アメーバ抗原検査の臨床活用に関する日本臨床微生物学会からの情報
赤痢アメーバ抗原検査試薬が新規に薬事承認されたことにより、今後保険収載され、臨床現場でも使用可能になると想定されます。
日本臨床微生物学会より試薬の概説と性能、臨床現場における使用指針が公表されましたので情報提供させていただきます。
詳しくは下記リンク先でご確認ください。
日本臨床微生物学会〜赤痢アメーバ抗原検査の臨床活用に関して〜
http://www.jscm.org/m-info/292.pdf
(分責:大沼)
一般検査
名前 | 更新日 | |
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R4年度一般検査研修会 |
08/29 |
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R5年度一般検査研修会 |
08/29 |
|
R6年度一般検査研修会 |
11/10 |
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